INTERVIEW
2022/10/12

 

株式会社オープンアップITエンジニアは、次代を担う「エンジニア」と「就業機会」を創出する日本No.1企業を企業理念とし、ITエンジニア派遣を中心に業務を展開しています。

 

そんなオープンアップITエンジニアで働くITエンジニアにインタビュー。今回は、フリーターからエンジニアにキャリアチェンジした吉田さんに、入社のきっかけやオープンアップITエンジニアの魅力、研修制度や業務について話してもらいました。

“アルバイトとバンド”生活から安定を求めてエンジニアに

──早速ですが、エンジニアを目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

 

高校生の頃からバンドをずっとやっていたんです。特に勉強も好きではなく、自分の好きなこと以外は何にもやりたくなかったので、ひたすら「アルバイトして、バンドして」を繰り返して過ごし、「就職」が頭に全くありませんでした。まさしくフリーターですね。

 

ちょうどオープンアップITエンジニアに入社したのが28歳。結婚が視野に入ってくる年齢になり、段々と後ろが無くなってきたんですよね。いわゆる20代で得られる「若さ」という武器は、30歳になれば失われ「中堅」という世代に入ってくると思うと、僕には後がありませんでした。なので手に職をつけ、自分のやりたいこと、好きなことができるようにしようと思ったのがきっかけです。

 

フリーターは思っている以上に、人生にアップアップしていると思うんです。安定性に欠けていることは、みんなきっと感じていることだと思うんですけど……。「安定」を持てたら、心の余裕を持っていろいろなことにチャレンジしていけるだろうと。自分の心身の安定と収入をちゃんと上手に活用していきたい思いから、エンジニアを目指す決意をしました。

 

「面白そうなことはやってみる性格」ゆえ、AWS研修の受講を即決

 

──入社時のクラウドサーバー研修はいかがでしたか?

 

タイピングが極端に遅く、ブラインドタッチはとてもじゃないけど出来ない状態でした。そこから必死に毎日タイピングを2〜3時間やり、その練習に加えてLPICの勉強をしていました。当時は、休日もしっかり使いながらでしたが、自分の中でサイクルを上手に作れていたと思います。

 

──研修後、初めての配属先ではどのような仕事をしていたのでしょう?

 

簡単な手順書が用意されており、それに沿って作業していく、いわゆる「運用保守」を頭からつま先まで丁寧にやるのが最初の現場でした。みんなからしたら「つまらないようなこと」かもしれませんが、それをむしろ基礎から学ばせてもらったと思えば、本当に良い経験をさせてもらったと思っています。

 

業務の中で、とあるコード行をブワッと打つ面倒な作業があり……。「Tera Termをうまく使うとマクロが組めるよ」という話を聞いていたおかげで、1時間半〜2時間かかっていた作業が5分以内に終わるようになったんです。その時に「この世の中にはこんなことがあるのか。面白いな」と感じました。

 

──高度研修ではAWS研修を選択したんですよね。

 

講師から「AWSっていうクラウドに興味ない?」と言われ、「何か新しいことか。これは面白そうだな」と思い、1秒以内に「はい、やります!」と電話で返事をさせていただきました。

 

とにかく何も分からなかったのですが、僕は「少しでも面白そうだと思ったらやってみる」性格なので、AWS研修の受講は即決でした。

 

「調べる力」が身につきエンジニアとしての土台が作れた

 

──高度研修終了後はどのような現場へ配属になったのでしょうか?

 

AWS研修を受けたのにも関わらず、Azureの案件に行きまして(笑)。そこでは、最初はとてもシンプルなサーバー構築を担当していましたが、中盤からものすごくAzureに取り組むようになりました。

 

その中で、インフラのリソース管理をコードで管理しましょうという話、通称IaC化(=Infrastructure as Code)がありまして。そのコードの書き方が覚えられなく、とても苦労しました。1カ月ほどかけて何とかその辺りをクリアしたのですが、その達成感は相当でした。

 

──その次の配属先ではどのような業務をしていましたか?

 

次の現場は2カ月遅れの状態のプロジェクトで、「残り300個の監視システムを作ってほしい」とお話を受けまして……。全然分からないローコードと、ローコードを動かすための別のプログラムを作る必要がありました。

 

PowerShell、ローコード、ロジックアプリ、さらにAzure Automation。分からないことのオンパレードで、毎日調べては結局1日分からない、何も進まないなんてこともざらにありましたね。

 

ただ、僕の中でエンジニアとして一番良い経験だったなと。「調べる、やる、失敗する、調べる、やる、成功する」。トライアンドエラーというのを、言葉通り試し続けたわけです。もちろん最終的には出来たんですけども、業務の中で何が良かったかというと、本当に「調べる力」がついたこと。分からない時は「サッと読むな、全部見ろ」が自分の中で身についた現場で、「分からないから、まあいっか、今度に回そう」ということが無くなりました。

 

──現在の配属先ではどのような仕事をしているのでしょうか?

 

現在の現場は、社内のオンプレとクラウドを繋ぐエクスプレスルートという専門線接続を使った上で、クラウド側をハブアンドスポーク構成にしてほしいというお話でした。誰も分からない、やったことがないけど「出来そう、面白そう」と思い、結果としていろいろな人の助けを借りながら、2週間ほどかけて「ハブアンドスポーク構成」を作ることができました。

 

何でもやらせてもらえる環境なことが、僕が今の現場が楽しいと思えている一因ですね。そもそもどんなことに対しても「つまらなさそう」と思ったことはなく、「やってみない?」と言われると「面白そう」と思える性格なのですが、いろいろ挑戦できているのがとても楽しいです。

 

──仕事をする上でのこだわりはありますか?

 

メモを見て反芻することをとても大事にしています。必ず「今日やったこと」をメモしておくんです。人間は、作業した時よりも思い返した時の方が記憶に残るらしいので、必ずメモをして思い返すようにしています。

 

アクティブに動くことを大事にしてほしい

 

──オープンアップITエンジニアへ入社して得た成果はありますか?

 

プライベートなことですが、ありがたいことに、2021年9月に結婚させていただきまして。「安定したこと」が自分の強みとまではいかなくとも、「フリーターではなく正社員として働けています。今後もしっかりと安定した職があります」というのがアピールできるので、そういう意味では自信に繋がりました。

 

──これからエンジニアを目指す方へのメッセージをお願いします。

 

流行り廃りがある中でも、きっとクラウドはずっと残り続けると思うんです。その中で、クラウド、インターネットというものを最大限に活かす「IaC化」は、今後絶対に必要になってくると思うので、「IaC化」これだけは大事にしてもらいたいと思っています!

 

──吉田さんにとって「未経験からエンジニアを目指す」とはどういうことでしょう?

 

自ら動いて「面白そう」と思えることを見つけなければ、おそらく人生はそれほど面白くならないと思っています。少しでも興味があればまずはやってみる。それが結果として面白くなくても、自分の経験、糧になるはずです。その行動の中で面白いものを見つけていけるので、アクティブに動くことを大事にしてもらえたらと思います。

 

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